5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 職歴・履歴・ビジネススキルがあまり無い発達障害グレーゾーンで中年の私が |
When(いつ) | 就職するにあたり |
Where(どこで) | 就活を始める時点で |
Why(なぜ) | まともな職に就くため |
What(何を) | メンタルクリニックにおける発達障害診断時 |
How(どのように) | 過去のつまづきや困りごとを、実際よりオーバーに盛って問診で伝え、性格テストも少し極端に答えた |
Then(どうなった) | 発達障害の一つであるASD(自閉スペクトラム症)の確定診断を受け、 障碍者手帳を取得し、障害枠で就職できた |
前提条件
- すでに40を超えた自分の職歴は、仕分けやイベントの事前準備や撤収、試験官などを中心とした日雇い系、 テンキーやショートカット、プルタブ選択が中心の単純なデータ入力などの派遣、夜警などブルーカラー的なものが大半で、 一般枠(クローズ)ではあるものの、PCスキルやマネジメント能力はまるでない。 派遣の時、勤怠が良い、ミスが少ないなど極めて安易な理由でリーダー業務を任された事もあったが、 自分の仕事を進めながら他人の進捗も確認し上司に報告するという“マルチタスク”ができず、 メンタルを悪化して適応障害になった事が複数回あるため、「もう一般職はムリポ」と自覚。 適応障害の診断をくれたクリニックでは「あなたはグレーゾーンだ」と、実にあいまいな事しか言われなかった。 一時期通った就労移行支援事業所でも「あなたはクローズでも大丈夫」と支援員に言われたこともあったが、 診断が出なければ障碍者手帳は取れず、障害枠で採用もされない。 クローズ就労では、年齢・職歴・スキル的に、まともな職は皆無で、3K・DQN系の仕事しか選択肢はない状態。 そのようなブラックな職場は、発達障害グレーゾーンにとっては鬼門。と判断し、過去の困りごとエピソードを盛ってでも、 発達障害認定される事を決意した。
なぜやってよかったのか
- 障害枠の求人は、大手や優良企業の管理部門の内勤がほとんどで、 データ入力の業務自体はソツなくこなせていた自分には合っていた
- 苦手なことは配慮事項として伝え、軽減させていただいた 障害枠なので一定の理解と配慮が得られ精神的に安定
- 職場がマッチングしたので、会社側もそんなに育成に苦労することはない
やらなかったらどうなっていたか
- 場当たり的に、また自分と合わない職に就いていた
- 仕事が続かず、またメンタルを崩し短期離職する可能性が高かった
- また無職になることで、家族と世間に迷惑をかけてしまう
備考
- 発達障害の診断基準の最大のポイントは「生活上における困りごとの度合い・レベル」です。 このレベルが低い=何とか生活できている。と判断されたら、 発達障害の特性が強めでも診断されない可能性が出てきます。 診断が無ければ障碍者手帳が取れず、障害枠に応募することはできません。
- 就職氷河期世代やリーマンショック世代、それ以外の世代の方でも、 非正規を転々としている人は、失礼ながら発達障害グレーゾーンの可能性が高い方が多い印象があります。 一般枠のままでは、あまり良い就職先は無いように思います。 障害枠で採用されれば、割とホワイトな環境で割とマッタリと業務ができます。
- 盛り方としては、過去の成育歴や性格テストで、 ~のような事で困った・できなかった の問いに対して、 1いつもできた 2大体できた 3どちらでもない 4ほとんどできない 5全くできない の選択肢があり、 4や5が多い人ほど発達障害の疑いが高まります 1や2が多い人は提携発達でしょう グレーゾーンの人は、3と4が半々くらいでしょう。 ただこれでは「何とかできる」「慣れればできる」と判断され、診断がおりません。 ここはひとつ、4と5を多めに回答してしまいましょう。別に裁判でないんだから 証拠を出せとか言われるわけでもありません。 ズルいんじゃないか?詐病なんじゃないか?と感じる方もいるかもしれませんが、 このままずっと無職でいますか?鬼門のキツい環境下にまた飛び込んで短期離職を繰り返しますか? 生きるためにはずるさも必要です。 「疑わしきはグレーゾーンの利益に」