5W1H+Then状況説明

Who(誰が)自分が
When(いつ)就労移行支援を利用時に、価値観の相違を感じ、辞めたあとに
Where(どこで)障碍者雇用枠で晴れて就職し、数年経過時、 ビジネス雑誌の発達障害取材班に、自らの体験や就労移行支援についての疑問を投稿し、 記者の方から返事が来て取材を受け記事になった
Why(なぜ)「夢」や「なりたい姿」など、理想論に傾き、それが職業選択において最善であるかのように働きかけ、 その意にそぐわない自己分析や職場への応募書類に対して、 ダメ出しをするような就労支援事業所の在り方に疑問を抱いていた。 また、いつまでも就職をさせず長く通所させようとする思惑も、無いではない支援の方向性や、 働く事を避けているのか、支援側の「焦らずいきましょう」等という言葉にほだされ、 履歴の空白期間を長引かせている一部の当事者(就労移行利用者)にも違和感を抱いていた。
What(何を)経済雑誌において、発達障害や貧困社会を継続的に取り上げている部門
How(どのように)メールで、これまでの記事の感想と、 自分も発達障害当事者であること、 就労移行支援に通ったが、支援側と価値観の相違があり、 中途退所して自力で就活し、障碍者枠で働いていることをメールに書いて送信した。
Then(どうなった)編集者(記者)が、興味関心を持って下さり、返信が来て、 取材を受け、「障害枠で働くしかない」というタイトルの記事になった。 ttps://toyokeizai.net/articles/-/710413
前提条件
  • ・決して5ちゃんねる等で散見される「アンチ就労移行」的な意図ではない。 ・中立を心掛けた ・記者の方は、貧困ビジネスなど「福祉の闇」をこれまでも精力的に取材されたキャリアが厚い方なので、 記事化された文を見ると、どちらかというと就労移行支援や発達障害の診断に 疑問を呈するような論調になっていて、忸怩たる思いになった。 ・記事はオンライン化され、Yahoo!ニュースやLivedoorやgooのニュースにも転送された。 ・記事はコピーして、中退した就労移行支援事業所にもレターパックで届けた。 意趣返しみたいなつもりでなく、愛憎相半ばする事業所への自分の気持ちを届けたかった。 いつの間にか自分たちの事業所の事が、ネット上に上がっているというのは不憫にも思ったので。 返事は一切無かったが・・・

なぜやってよかったのか

  • ・意外と少ない、就労移行支援についての中立的な情報の発信に貢献できた
  • 当事者の方に勇気を与えて差し上げることができた。 就労移行支援の関係者には、問題提起・再考を促すきっかけ・気付きを与えることができた
  • 自分自身も気持ちの整理と、改めて当事者として 障碍者枠で頑張っていこうという決意ができた

やらなかったらどうなっていたか

  • 就労移行支援所での一件につき、気持ちの整理がつかない状態が続いた
  • いち当事者として、社会に発信ができないまま、自分の日々の生活を 何とかこなすだけで満足していた
  • 当事者を励まし勇気づけ、就労移行関係者に気付きを与える事もできなかった

備考

  • 今後とも、機を見て、当事者として何らかの形で発信を続けていこうと考えている
  • 当事者の人は、現実も受け止めて就活にのぞむ必要がある。 夢ばかり語っても、企業や職場の人には響かない。 働くとはそういうドライな面もある。 ここを就労移行ではあまり伝えていないが・・・
  • 就労移行支援の方々は、日々大変とは思いますが、 価値観の押し付けはないか?ちょくちょく振り返っていただきたいと思います。 「認知のゆがみの10パターン」を巧みに当てはめて、利用者さんの正当な 支援への疑問や、早期就職への意欲を削いでいませんか?