こういう家庭は、普段から些細なことで子供に暴行を向けるから「筆者が手助けした結果、相手が不幸になった。」とは恐らくならない。筆者が手助けをしたので親から暴力を振るわれたのは客観的に事実であろうが、筆者が手助けしなければ親が暴力を振るわなかったのか考えれば「結果的に相手を不幸にしてしまった。」という結論にはならない。筆者が助けても助けなくても、相手は親から暴力を受けると推定できる。仮に筆者が助けなかったら、相手は家にいる時間が増える。家にいる時間が増えたことで生じる暴力の数と、3か月土日に家以外にいて、最後にうけた暴力の数を比較して後者が多いとは自分には思えない。
なにより、塾代を2年滞納したというのを逆に取れば、周りの塾の大人だって子供がDVを受けていたのを察していたから、2年も滞納していても在籍を許したのだろう。仮に月5000円だとして24か月で12万円も払ってくれるかわからない塾費用の滞納を許すのは、普通の経済的合理性に反してる。塾側も家にいて暴力を受けるより、恐らく支払われないのを覚悟で相手を守るために塾在籍を黙認してたと推定できる。
なにかにつけて、他人の善意を他人の慰めと取る態度は正当性がない。