5W1H+Then状況説明

Who(誰が)自分が
When(いつ)大学生の頃
Where(どこで)大学で
Why(なぜ)集中がどうしても続かず課題の提出や論文の執筆が上手くいかなかったことから、自身が発達障害なのではないかと思い、また単純に自分の特性について知りたかったため
What(何を)鬱気味であることを病院に相談し、その際に自身の特性把握のためにIQテストを受験した。
How(どのように)-
Then(どうした)凹凸はあるが、総合的に見て極めて高いIQを持っていると判定された。 初めこそ自分の長所が見つけられたことに喜んでいたが、それによって自身の価値観が生きづらくなる方向にシフトしてしまい、結果的に鬱傾向が悪化した。 検査結果の凹凸については流されてしまったため、発達障害か否かといった話も最終的に有耶無耶になってしまった。

健常行動ブレイクポイント

  • 自分の特性を数値的に知ってしまうということは、(仮にその情報が不確実なものであったとしても)その後の自己評価に大きく影響してしまうということを知っておくべきであった。
  • 生きづらさに苦しんでいる時、解決方法は生きやすくなる方法を探すことであって、必ずしも生きづらさの原因を深掘りすることが正解になるとは限らないことを理解しておくべきであった。 深掘りした結果どうしようもない現実を視ることになる場合もある。
  • 恐らく検査で高い数値が出るだろうという期待をしていなかったと言えば嘘になる。ただ、それを知ることによる快楽は一時的であり、その後の人生を好転させるとは限らないことを把握しておくべきだった。

どうすればよかったか

  • 自身の特性を知ることには常に慎重になるべきで、特にIQのような努力による変更が難しいものについて知ることは大きなリスクを伴う決断であるということを理解しておくべきである。
  • 結果が衝撃的なものであった場合には特に難しくなるが、元々は生活に支障があってそれを改善するための行動であったことを常に意識しておくべきである。受験することを判断した時点で、可能な限り行動療法などの改善手段の模索に集中すべきである。
  • 今後の状況改善に繋がらないと判断した時点で、他の相談機関を探すなど別の方法での対策も検討すべきである。

備考

  • この投稿は自慢のために行っているわけではなく、同じような境遇で苦しんでいる人が先走った選択をしないようにするための情報共有のつもりであると理解していただけると嬉しい。 検査結果が異なる方々よりも苦しんでいると主張したいわけではなく、あくまでこのようなケースがあることを知っていただきたい。冷静に結果を受け止めて改善できる環境さえ整っていれば、IQテストで自分の特性を知ることが生きやすさに繋がることもあるだろう。 IQが高いと知ったことがどういった価値観の変容に繋がったかは敢えてぼかしている。少なくとも社会で幸せに生きるためには不必要な考え方であり、それをむやみに共有すべきではないと判断した。
  • この失敗に繋がった思考回路そのものは健常者とそう変わらないと思われるため、健常者エミュレータの趣旨に完全に合致しているとは思っていない。が、事例そのものは健常者と同様の生きやすさを目指す人々の一部が知っておくべきものであると考え、また文章にすることが自分の苦しみを少しでも和らげることに繋がってくれることを期待して今回共有するに至った。
  • もちろん、IQテストの結果は必ずしも知性を表現するものではない。検査内容は2~3時間で測れる能力に留まっているため例えば膨大な情報を根気よく処理する能力等は測れないし、そもそも一発の試験で正確な傾向を知ることなど困難である。ただそれでも、例えば鬱状態などで視野狭窄に陥った時に、ただのテストの点数を自身の価値を決定する極めて重大な数値であると錯覚してしまうものである。そういった歪んだ前提を元にした考察の行き着く先がポジティブな結果になることは稀だろう。