5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 筆者が |
When(いつ) | 社会人2年目のころ(3年前) |
Where(どこで) | 心療内科で |
Why(なぜ) | 少しでも自分の生きづらさを可視化し、医療面でのサポートに繋がれるようにするために |
What(何を) | null |
How(どのように) | 発達障害の診断を受けに行った。 |
Then(どうなった) | 少し話した段階で「結論から言うと、健常者^^」と言われ、自分のアイデンティティがなくなったような思いをした。 |
前提条件
- ・就学前に、一時的に福祉施設に通っていたことがあった。そこが福祉施設であることは中学生の段階で親から聞いていた。 ・それに伴い、(当時は名称が広く知れ渡っているものではなく、ぼかされていたこともあって「発達障害」と明確に聞いていた訳ではないが)自分がグレーゾーンであることは知っていた。 ・筆者は学生時代の得意科目に顕著な偏りがあり、得意科目のみで高学歴とされる大学へ入学することができるほどであった。これも、自分の発達特性に起因するものではないかと一度気付いてしまってからは、「得意な ことも発達特性の裏返し」という考えが身に付き、過度に自分の拠り所になっていたにも関わらず誇れなくなり、自分の長所として考えることができなくなっていたと今になって思う。 ・大学生の時に所属していたサークルで、蔑称としての「アスペ」が流行っており、(言われていたのは他の同級生であったが)その手の言葉を聞くたびにしんどい思いをしていた。このため、「後々になって自ら発達障害を公表することでその手の言葉を言っていた人達を罪悪感に苛まれさせたい」という歪んだ野望を抱いてしまい、その思いから発達障害を過度にアイデンティティとして考えるようになってしまっていたと思う。
健常行動ブレイクポイント
- 発達障害である(可能性がある)ことを過度に自分のアイデンティティと思い込んでしまっていた。
- 自分のアイデンティティと思い込んでいたにも関わらず、診断を受ける・知識をつけるような行動を起こしていなかった。
どうすればよかったか
- 早々に診断を受けに行くべきだった。相談窓口のある大学に行っていたので活用すべきだった。
備考
- 後に知能検査を受け、グレーゾーンではあるものの診断名は付かなかった。
- 上記大学のサークル内でのような、蔑称としての「アスペ」をしっかりと注意することができていればここまで拗らせなかったのかもしれないが、注意すること自体が健常ブレイクになると考えているので、この点についてはどういう手立てがあったのかが分からない。 当時の趣味が「大学のサークル」という文化と切っても切れない関係であり、趣味を続ける限りサークルとは離れ られなかったため。 また、サークル外の他大学との交流上でも「上手い人は尖った発言をしても許される」風潮があり、「アスペ」という言葉を一番使っていた人が全国大会で入賞をするような人であったため、注意しても流された挙句"アスペ認定"をされて終わりであったように思う。
- 医療関係者ではないので滅多なことは言えないが、人を"アスペ認定"する行為は「周囲に当事者がいたらどう思うか」という想像力に欠けた行為であり、そのような他者に対する想像力に欠ける行為自体が"発達特性の現れ"ではないか、とも思う。