5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 筆者が |
When(いつ) | 数年前 |
Where(どこで) | 飲み会の席でマイブームに関する話題になった時 |
Why(なぜ) | 当時は面白いと思っていたため |
What(何を) | ナショナルジオグラフィックの「キリンのしばき合い」というタイトルの動画を |
How(どのように) | 周りの人に紹介したところ |
Then(どうなった) | 気まずい雰囲気になり、二度と誘われなくなった |
前提条件
- 「キリンのしばき合い」は、キリン同士の喧嘩を解説した動画である。サバンナに住む2頭のキリンが、持ち前の長い首を鞭のようにしならせながら激しくぶつけ合い、命懸けで戦う様子を見ることができる。
健常行動ブレイクポイント
- 通常、最近のマイブームという話題で挙げるものは食べ物、運動、趣味などであり、予想外の答えは聞き手を困惑させてしまう。 たとえ突飛な話題でも、相手を納得させられるようなオチが用意されている場合はむしろ話術として評価されることもある。しかし、今回筆者はただ奇妙な動画を紹介しただけであり、突拍子がなくオチもない話となると面白いどころか聞き手を不安にさせかねない。
- 「みんなが知っているものの話=話題として適してい る」「飲みの席では多少の奇行でも許される」というずれた認識があった。また、思っていた以上に周りの人が動物に興味がなかった上に、動物の喧嘩を好き好んで見る人が少ないと知らなかった。
- 笑いのセンスがないと自覚していたにもかかわらず、無意識に相手に笑いを求める行動をしてしまった。
どうすればよかったか
- 周囲の誰かが拾ってくれそうな、当たり障りのない答えをするべきだった。
- 動物の話をする場合、犬や猫などの共感を得やすい動物を出す方が望ましかった。
- 相手が笑ってくれないと困るような行動は控えるべきだった。
備考
- 筆者は日頃から挙動不審である。そのため、飲み会に誘われなくなったのはこれまでの健常者ブレイク行動の積み重ねと考えられる。あくまで今回の件はきっかけに過ぎないが、代表的なエピソードであるため取り上げた。
- 筆者はそれまで、なぜ他人は無難でつまらない話しかしないのか、笑いのセンスがないのか、という思い上がった疑問を抱いていた。健常者は周りの空気を読んでいるからこそ普通の話題しか出さないのであり、変わった発言や尖った行動を面白がるノリは学生までだという認識が欠落していた。