5W1H+Then状況説明

Who(誰が)筆者が
When(いつ)鬱で引きこもっていた10年程前、ある日の朝に目が覚めたとき
Where(どこで)居間と隣接した寝室の布団で
Why(なぜ)筆者のことについて話をしていることが窺えたから
What(何を)居間での両親の会話に
How(どのように)まだ寝ているフリをして聞き耳を立てた
Then(どうした)父親が母親に「あいつ(筆者)の手足を縛って火葬場で焼き殺してやりたい」と言っていた。母親はたしなめることもなく黙っていた。

前提条件

  • 両親と筆者は5年以上会話をしていなかった。
  • 居間と筆者の寝室との間にはドアや仕切り等はなかった。

健常行動ブレイクポイント

  • 家族とはいえプライベートな会話を盗み聞きすべきではなかった。
  • 会話の文脈上、「あいつ」が筆者を指すであろうことが推察できたが、100%確実とまでは言えないにもかかわらず勝手に傷付いて自己と両親を嫌悪した。

どうすればよかったか

  • 何かの聞き間違いだと自分に言い聞かせてもう一度眠るべきだった。
  • 起きて居間へ立ち入って両親に真意を問うべきだった。
  • 自殺すべきだった。

備考

  • 父親はその後、大動脈瘤破裂の手術後の自宅療養中に散歩に出かけた先で死んだ。死に顔は見なかったし葬儀にも出なかった。 母親は父親の死から数年後、ステージ4の膵臓癌で死んだ。母親の傍系血族がやって来て喪主をさせられた。
  • 母親は延命治療をせず死に場所に自宅を選んだが、ある日急に歩けなくなり筆者に助けを乞うてきた。無視しようかと思ったが逡巡の後に手を取ってしまった。後悔している。
  • 両親の遺影と位牌は離れにある倉庫に投げ捨てた。母親の位牌は寺で魂の移し替えをするように葬儀屋に言われたがしなかった。以降一度も墓参りをしたことはない。