5W1H+Then状況説明

Who(誰が)精神疾患があり、複数の持病がある筆者が
When(いつ)ここ最近
Where(どこで)仕事先や交友関係で
Why(なぜ)急に体調がダウンした時に理解をしてもらえるように、また必要伝達事項の一環として
What(何を)上司や同僚、付き合いの長いクライアントや友人たちに対し
How(どのように)「持病が複数あり体が弱く、具体的にはこのような場面でこのような症状が出る」と説明した。
Then(どうなった)周りからも理解を得られ、ありがたいことに場面場面で細やかな配慮をいただけるようになった。また、無理をしない勤務形態やタイムスケジュールも通り、急に倒れて周りに迷惑をかけるリスクが減った。
前提条件
  • 筆者は精神障害二級、救急搬送された際に既往歴を見て救急隊員の方がドン引きするほど肉体的に持病が多く、心身ともに健康とは言い難い。 しかしながら一見健康そうな見た目、20代前半の年齢、仕事でもプライベートでも無理しがちな性格、無駄な外面の良さが災いし、「明確に病気について伝えなければ気づいてもらえない」「周囲からは急に休みを取った際『サボっているのでは?』と不審がられている」ということに最近気がついた。

なぜやってよかったのか

  • 心身ともに無理しないようにスケジュールを調整しやすくなり、急にキャパオーバーして倒れることにより周りに多大な迷惑をかけるリスクが減った。
  • 周りとの相互理解が進み、悩みや体調不良などを打ち明けやすくなった。
  • サリーアン問題が苦手なASD者が勘違いしがちな「言わなくてもわかってくれるよね?」というような態度をとることが減った。

やらなかったらどうなっていたか

  • 健常者のふりをしていきなりキャパオーバーし、急に全ての進行が滞って周りに迷惑をかけることがあったかもしれない。
  • 仕事中や友人との面会中に「急に脳貧血で動けなくなる」「急に腹を激しく下しトイレに籠る」「無理して食事をし吐き気が止まらなくなる」「緊張やストレスで急に精神的にメルトダウンし無口になる」などで、すでに「何か事情があるのだろうか」「自分のことが嫌いなのだろうか」と不審がられていたことを打ち明けられた。カミングアウトしなければ職場や友人との関係は悪化していたのかもしれない。
  • 精神疾患の悪化や思い込みの激しい性格から「私は体が弱いのになんで配慮してくれないの」というような態度を後々とっていたかもしれない。

備考

  • 精神疾患や内部疾患は「見た目ではわからない」ものである。筆者の場合はヘルプマークなどを利用していないため、急に倒れた時や具合の悪くなった時など、どうしても周りの理解が必要である。そのため、多少「甘えているのではないか」「かまってちゃんのようにみられるのではないか」と思われたとしても、周りへのカミングアウトは重要である。
  • 周りに伝える際は、病名をそのまま伝えるのではなく ・どのようなことで困っているのか ・いつどのような症状が出るか ・緊急時には何をしてほしいか ・普段の生活では何をしてほしいか など、具体的に簡潔に伝えることが重要である。 病名を言われてもピンとこない場合もあり、また精神疾患のカミングアウトなどは他人が驚いて引いてしまうなどのリスクもある。 そのため「どのような配慮を求めるか」を第一にして伝えた方が良いと考える。
  • 筆者のことを理解してくれようと歩みよってくれた同僚や友人に対しては感謝の気持ちでいっぱいだ。