発達障害は作家になるといいかもしれない
5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 発達障害を持つ筆者が |
When(いつ) | 無職になった際 |
Where(どこで) | |
Why(なぜ) | 一円でも金が欲しいと思い |
What(何を) | 真剣に制作した漫画を |
How(どのように) | 賞に応募した |
Then(どうなった) | 受賞し、現在商業連載を続けている |
前提条件
- 特性には個人差があるため、必ずしもうまく行くとは限らない。筆者は自分が該当する「たまたま」がうまく噛み合った、恵まれている例であると自負している。
なぜやってよかったのか
- 発達障害はその特性や独特の視点で社会との摩擦に苦しむことが多いが、その起伏の多い人生経験は物語づくりに大いに役に立つ。生きづらさを金にできることで自分の人生を受け入れられるし、何より収入になる。うまく行けば生きるだけで生きていける。
- 過去の体験を振り返り「なぜあのとき辛い気持ちになったのか」「どうすればよかったのか」と向き合うきっかけになり、セルフカウンセリングにもなる。嫌なことを日記に書いて整理する感覚に少し近いかもしれない。
- 担当編集がまともな人だと認知の歪みに気づける機会が増え、客観視できるようになり、漫画も自分の人生もより面白くなる。
やらなかったらどうなっていたか
備考
- 無論、物語の体裁に仕上げるためにはストーリー制作の勉強が必要である。「このキャラクターにはこういう葛藤がある」の部分に自分の体験を織り交ぜ、「このように解決する」に自分がこうなりたかった救済願望を入れてみると良い、かもしれない。なお、辛い経験の相手をただの悪者として描き一方的に成敗するよりも、「自分はこう思って辛かったが、相手にもこういう事情があったかもしれない」といった描き方をするだけで作品そのものの印象が良くなるし、実生活にも応用できる、かもしれない。
- 筆者はたまたま漫画だったが、例えば文芸が好きな人は小説やシナリオライター、特定のものに強く関心がある人はエンタメ系のライター、感情を絵などに起こせる場合はイラスト仕事な ども良いかもしれない。個人的には定期的な締切があり、ほぼ定量で結果が手に入る漫画はオススメ。
- あまりにも自分そのままの話を書くと「フィクションの俺は救われているのに、なぜ現実の俺はいつまでも救われないんだろう」が発生するので注意。
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