5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 筆者が |
When(いつ) | 中学生の頃 |
Where(どこで) | ティーン向け雑誌で |
Why(なぜ) | ダイエットの記事を読み、自分もダイエットをするべきだと考えて |
What(何を) | 必要のないダイエットを |
How(どのように) | 行なった |
Then(どうなった) | 体調を崩した |
前提条件
- 「ダイエット」という言葉は本来は食事制限の意味だそうだが、当記事では運動等を含めて体重を減らす行為一般を指すものとする
- 筆者は生まれつきBMI17以下の痩せ型で体力がなく、周囲の人からも「痩せすぎだ、太ったほうがいい」と言われていた
- ダイエットの内容は間食を控えて運動するという至って健康的なものだったが、もともと太れない体質なので痩せて体調を崩してしまった
健常行動ブレイクポイント
- 雑誌の記事を鵜呑みにしてしまった。雑誌には「ダイエットに成功すれば体調と容姿が良くなり、自分に自信が持てて、異性にもモテる」と良いことがたくさん書いてあったので、自分もぜひこれらのメリットを享受したいと思って飛びついてしまった
- 筆者が読んだ雑誌には当てはまらなかったが、記事が嘘もしくは誇張である可能性を疑うことができなかった。モデルが非常に細く見えても、体重やウエストなどの数値が事実より少なく書かれていたり、メイクや画像加工やポージングで細く見せているだけで実際はもっと太い場合がある。女装コスプレイヤーのビフォーアフターを見ると理解しやすいだろう
- 雑誌には「過度なダイエットは良くない」ということも書いてあったが、具体的な数値の目安がなかったのでどこからが過度なのかわからなかった。推測だが、このあたりは健常者なら言われなくてもわかるのだろう
- 周囲からの「痩せすぎ」という評価よりも数値を重視してしまった
- 雑誌のモデルは筆者よりも体重が少なかったので「これが目安である」と考えてしまった。しかし筆者は身長が高く、平均身長のモデルと比べるのなら体重そのものではなくBMIを比較するべきだった
- 「ダイエットは痩せるための行為」「自分はこれ以上痩せる必要はない」という2つの事実が脳内で結びつかなかった
- クラスメイトがよくダイエットの話をしていたので、真似をすれば彼 らに溶け込めると考えた。筆者はクラス内で浮いていて友人もおらず、同世代の間で流行っていることを自分もやってみたいという憧れが強かった
どうすればよかったか
- ダイエットに取り組む前にその目的と必要性を考えるべきだった
- 周囲の人の意見を参考にするべきだった
- クラスメイトとの共通の話題を作りたいならダイエット以外のトピックを選ぶべきだったと思うが、当時の筆者のコミュニケーション能力は壊滅的だったので、どのみち自らの努力だけでクラスに馴染むのは難しかったと考えられる
- その後、医学の観点からダイエットについて学び、正しい(と思われる)知識を得たため、無理なダイエットはしていない
備考
- 現在も痩せ体質は変わらず、太れなくて困っている
- この雑誌に落ち度はない。当記事は筆者が発達障害に特有の曲解をしてしまったせいで起きた事案である
- ティーン向け雑誌は、ダイエットなどの健康関連についてはまともなことを書いているので、インターネット上の怪しいまとめサイトよりもよほど健康的で有用である