5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 筆者が |
When(いつ) | 自室の仕事環境を整えようとしたとき |
Where(どこで) | 自宅で |
Why(なぜ) | ADHD特性による集中力の低さと片付けられなさを補うために、広くて作業を妨げないデスク環境を整えたくなり |
What(何を) | デスクと卓上棚を多数買ってきて |
How(どのように) | デスクをコの字どころか□に並べ(中に入れるよう1辺には幅60cm程度の出入り口がある)、机上に棚を並べて要塞化した。 |
Then(どうなった) | 多少の弊害はあったものの、集中している時間の効率化が果たされ、頭の切り替えが若干早くなった。 |
前提条件
- 筆者の仕事には書類仕事とPCでの作業とモノづくりの要素がそれぞれあり、PCと紙の作業を交互にすることでキーボードの周りに紙が散乱したり、紙の横にインクや工具を置いて汚してしまったり、デスク上に小物を広げようにも機材が邪魔だったりと、作業と作業を結ぶところにロスが発生していた。
なぜやってよかったのか
- 視界と体が四方から棚とデスクで囲まれることで、部屋の中に疑似 的な狭い個室を作ったような状況となり、集中を阻害される要因が減った。
- 物をとりに歩き回ったりデスクから離れたり、片づけたりすることに時間をとられなくなり、作業と作業の間に集中力を欠いて休んでしまう状況が発生しなくなった。
- 書類やモノの置き場、各作業に必要なスペースが「自分に対しての方角」と「デスクやデスク上の棚に貼られたテプラやテープ」で整理されるようになり、モノを片付けるにしても「どこに持っていくのか」や「どこまで片付けるべきか」を意識しなくてよくなった。
- 「PCの前はディスクや書類や空ボトルを置く場所ではない」、「書類用のデスクにスマートフォンや工具や電池を置いてはいけない」、「書類を機械の上においてはいけない」という認識が自然に発生するようになった。
やらなかったらどうなっていたか
- 筆者はモノ(特に紙)を整理するのが苦手なため、書類や資材が一定以上積み重なっているのを見るとマインクラフトのような「紙ブロック」「機材ブロック」レベルまで認知レベルが下がってしまい、探すのが大変だった。デスクの上に本と文具と書類が積み重なり、そこに空きペットボトルでも挟まろうものなら認知レベルは「堆積物」「砂利」まで下がっていた。
- 過去にもふとした瞬間に「紙ブロック(と認知しているもの)に紙ブロック(と認知しているもの)を重ねる」という愚行を無意識にしてしまうことが多数あり、こういうことが原因で「何の書類が混入しているかわからない紙束」が多数発生していた。こういうことを繰り返すうちにいずれ情報漏洩や致命的な法務手続きの漏れが発生するだろうという危機感があり、おそらくそうなっていただろうと思われる。
備考
- そこで完結する作業については圧倒的なパフォーマンスアップがあったが、一方でデスクに囲われた空間から出ることを非常にストレスに感じるようになってしまった。
- 今となっては銀行に行くどころか水を飲みに行くのも食事に行くのも寝室に行くのも億劫である。
- また、大型工具はこの要塞の中では使えないし、過年度の資料等を見たくなるとどうしても書庫に行かねばならないので、そういった作業のときだけはやはりその経路上でモノを失くしたりするリスクは依然として存在する。
- デスクからの出入り口の幅を広げたり、部屋に出る導線と切り欠きの方角を合わせることで心理的障壁を下げる、一定時間ごとにキッチンでアラームを鳴らすなどで強制的に要塞から脱出させるなどの工夫を今後していきたい