概要

  • 事前知識が必要な言葉選びをしたことでトラブルが発生することがある。本記事ではこのテーマをまとめる。
  • 本記事は筆者の提案と、引用事例からなる。

提案

  • 義務教育までに学んだ言葉を使うことで、相手が言葉を知らない状況が生まれにくくなる。
  • 自分がよく使う、または面白いと感じた言葉や話題について、事前知識が必要かどうかを振り返ると失敗が減る。
  • 事前知識が必要な話題は、聞き手側が解釈などに困る。
  • 言葉の意味を推測させることは負荷をかける行為なので、コミュニケーションにおいては避けた方が良い。

引用事例

利用した言葉・話題風の谷のナウシカ漫画版の話
必要な事前知識①風の谷のナウシカに劇場版以外が存在すること ②劇場版以降のストーリーがあること
利用した言葉・話題タベルネ・ソーヴィニヨン
必要な事前知識①カベルネ・ソーヴィニヨンというワインの品種があること ②それをもじったダジャレであることの推測
利用した言葉・話題ネットミーム、キチツイ、ケツピン語録
必要な事前知識①ネットミーム、キチツイ、ケツピン語録という言葉の意味 ②話し手が使っている言葉が、それらの引用・改変であるという分類や洞察
利用した言葉・話題薄い本
必要な事前知識①"薄い本"が成年向け同人誌を指すこと※例外もある ②"同人誌"という自費出版による流通が少ない本があること
利用した言葉・話題1クール
必要な事前知識①1年を3ヵ月ずつで区切ることを"クール"と呼ぶこと ②この言葉がアニメの放送期間を示すものとして利用されること
利用した言葉・話題「アンジャッシュみたいだ」
必要な事前知識①アンジャッシュという芸人がいること ②アンジャッシュのネタが勘違い・すれ違いネタであること ③話題がすれ違っていることに対して「アンジャッシュみたい」と言及しているという洞察

備考

  • 創作物においてはこの限りではない。創作物においては、言葉の意味を意図的に誤解させたり、意味の特定を防ぎたい場合がある。
  • 現実と創作物を混同したコミュニケーションは取るべきではない。
  • 覚えたての言葉を使うときは注意が必要。