5W1H+Then状況説明

Who(誰が)自分が
When(いつ)友人と雑談しているとき
Where(どこで)
Why(なぜ)「相手は、とある言葉を誤用している」と思ったので
What(何を)相手に
How(どのように)「それは誤用だと思う。私の認識では~」と指摘した
Then(どうした)「そこは話の本題じゃない。揚げ足をとらないで」とヒステリック気味に怒られた。「いや、自分はこういう認識でこの語を使ったのだ」と反論し、相手はそれが誤用であることは認めなかった。

前提条件

  • 相手の使った言葉は辞書に載っているような言葉ではなく、俗語/スラングであり、抽象的な概念であった。例えるなら「ビッグデータ」「ティミー・ジョニー・スパイク」「ネットミーム」のような、誤用されていても、それが誤用であるという客観的な指摘はできないような語だった。

健常行動ブレイクポイント

  • 定型発達人の持つ暗黙の会話ルールの一つに「人間にはプライドがある。相手のプライドを守るように会話しないと、マウントとみなされる」というものがあり、それを認知していなかった。
  • 自分は基本的に「自分がされて嫌なことは他人にもしない。自分がされて嬉しいことを他人にもする」というジャッジで言動を決めており、そのジャッジに則り、「自分は言葉の誤りを指摘されたら嬉しいから、相手も嬉しいだろう」という推測のもとで発言してしまった。自分はプライドが高くなく、日常会話が他者とのマウント合戦になりうるという認識がなく、また、私は齟齬が嫌いで、言葉を正しく使いたいという拘りがあるということもあり、言葉の意味の誤りは指摘されたら嬉しい。

どうすればよかったか

  • 相手のことを定型発達かどうか、ヒステリックな人間かどうかを見定めてから指摘すべきだった。同族(私と似た価値観の持ち主)に対して、誤用を指摘しても、怒られなかったと思う。
  • 「自分がされて嫌なことは他人にもしない。自分がされて嬉しいことを他人にもする」というジャッジを捨て、もう少し複雑なジャッジを雇う。

備考

  • 辞書に載っていない言葉の誤用を指摘している時点で「自分の方が誤った理解をしている可能性もある」とは思いながら指摘したけど、あまりにも自明なので、「これは私の方が誤っているのかもしれないけど、~」というエクスキューズは不要だと思い、省いた。