はじめに
この投稿はあくまで筆者の主観が多いというのが前提である。 大前提として憲法にて保証されている『思想信条の自由』『言論の自由』はあくまでも他人の自由を侵害しない義務が履行されている上で初めて認められるものである。筆者もそれらの思想に感化される、なにか思いつくのは良くないとか不謹慎であると言っているのではなくあくまで『公共の場では適さないので話題にしない方がいい』という意味である。概略
- 日本ではこれらの思想での会話は比較的タブー視されるため、そもそもそういう会話はあまり公共の場ではしない方がいいと思われる。
- 特に日本では明治時代における神仏分離令、バレンタインやクリスマス、ハロウィンなどのキリスト教的宗教行事が企業のコマーシャルにて単なる賑やかなイベントとなっていたりで宗教的な意識が希薄であり、オウム真理教の引き起こした事件もそれに拍車をかけていると推察している。政治については55年体制が今でもほぼ維持されており、戦後のほとんどの期間を自由民主党が政権を握り続けているためであると考えられる。
- 日本にて実際にあったこと、海外で行われた事象に関連した事例(主にナチス)も含めまとめて振り返る。
- 特に宗教については海外では宗教が理由での殺人事件が起こっている場合もあるのは知っておくべきである。
- この記事は編集途中であるためどんどん増えていくと思われる。
どうすべきか
- それらの思想にシンパシーを覚える/批判的に構えるにせよ日本においてこれらがタブー視される理由は何故か考えるべきである。
- それらを当事国の国民や特定の宗教の信者やその被害者などに対して発言するなどもやはり不適切である。
- そういった関係がある者や被害者、不快に思う人が周囲にいる可能性も考慮すべきである。
事例集
ナチズム/ネオナチ
第二次世界大戦前後に勃興したファシスト的思想のうちドイツ国が主体的に主張した反ユダヤ排斥主義、アーリア人至上主義を持つ思想によるもの(以下ナチズム)を事例として記載する。特にファシズムの中でもナチズムは反ユダヤ排斥主義と欧州における拡大主義によりファシスト政権の中でも特に急進的で過激なため不快感を覚える人間が多いというのは念頭に持つべきである。ネオナチはナチ党(NSDAP)の後継団体であり今も存続しているがクーデター未遂事件を起こしたり過激な団体であるのは変わりないため公共の場での話題には不適切である。
これはドイツ人に対してナチス式敬礼をしたという行為である。その国が行った過去の失態と言える行為を揶揄する行為であった。なのでドイツ人が見たらかかり不快に思うのは想像はつきやすい。
これは投稿者が大学で学んだことを語った行動ではあるがかなり専門的かつ仔細に話していた可能性が高いと思われる事例である。どちらにせよ生物学など他の学問でもあまり専門的に言うと素人には何も分からない。ナチスにせよそれ以外の分野でも軽く言う程度に留めた方がいいと思われる。
これは投稿者がネオナチに傾倒したための行動である。たとえ家であってもそういった思想を持つと家族など同居人は反ユダヤ排斥主義や軍国主義などタブー視される思想を持っていると思われても文句は言えないだろう。やるなら実家から独立してからか投稿者の言う通り引き出しに隠せる程度のもので満足するべきだっただろう。
これはドイツ国が政権掌握をした後、1939年のクリスタル・ナハト以降に行われていたユダヤ人絶滅収容所を揶揄した発言をしたという内容である。確かにアウシュヴィッツは世界遺産ではあるがピラミッドのような単なる観光地ではなく「人類史の負の遺産」の側面が強い。ホロコーストを面白おかしく公共の場で揶揄するのは思っても口にしない方が良い。
その他近代史
近代史の分野ではナチスのホロコースト以外にもスターリン統治下のソ連で行われた大テロルや欧州列強における植民地支配、日本でも中国残留孤児や徴用工問題など評価の別れる難しい事例は極めて多い。そのためデリケートに扱うべきである。
これはベトナムという「かつて植民地支配を受けた国の人」に対しての明確な敵対行為である。デリケートなので日本人同士でもあんまり話題としては適さない。
日本は世界で唯一の戦争による被曝国である。特にそれの被害を受けた人が多いと考えると広島がどんなところか分からないならそういう話題は出さない方がいい。これは長崎においても同じである。もちろん他県民であっても被曝者の親類がいる可能性もあるため下手に口を出すべきでは無い。
政治
政治というのは国内なのか国外なのか、最近のことか昔のことかなど曖昧な分類にはなるがあくまで最近の国内の事象に限定する。極右極左ともに公安の監視対象になっている可能性もあるためあまり傾倒しすぎると逮捕される場合もあるかもしれないので注意して欲しい。特定の政治的信条がある人もいるため過激な思想以外も注意が必要である。
国歌というのはその国を象徴するものであるため、昨今では行事などで国歌斉唱を拒否する人もいるのでどうしてもデリケートになりがちである。あまり関係の深くない人も参加しているカラオケの催しで選ぶのは控えた方がいいと思われる。
中核派などのかつて存在した共産主義的な思想集団は日本ではただのテロ組織としか見られていない。 しかしながらこれらの組織が今も存在するのは憲法の思想信条の自由があるためであり、もしなければ確実に排斥されていただろう。そのため興味本位で首に突っ込んで傾倒した場合かなり危険視されるリスクはあるので親に言うなどは避けるべきである。
宗教
今回は幕末期からそれ以降に作られた新興宗教、歴史のある宗教に関しても同じ宗教として扱って事例を挙げる。新興宗教も歴史のある宗教でも歴史を紐解くと多くの事件や侵略を繰り返してきた歴史があるため慎重にならざるを得ない。新興宗教は繁華街で頻繁に不適切な布教活動を行うことものでそれらに声をかけられたことがある人もいると思うがあまり真剣に聞かない方がいいと思われる。それらで遊んで撃退している事例もあるがこれは無許可で宣伝している方が悪いと思うので特に記載しない。特に宗教に関する事例は多いため全ては書いていないことを理解した上で読んで頂きたい。
これは、投稿者の友人が飲み会でイスラム排斥主義を語ったのが理由である。日本では特に宗教はタブー視されるのでこういう場で語るのはあまり推奨されない。そもそも他の宗教を批判するのは思想信条の自由を侵害しかねない。
これは、投稿者が新興宗教のプロパガンダをエンタメとして消費していたため顰蹙を買った事案である。確かにこういうプロパガンダはネットミーム化しているが多くの人はそうは見ていない。新興宗教のプロパガンダ映像は客観視するとなんかクスッと来るのは否定しないが被害者がいることも考えたらあまり公共の場では見ない方がいい、家で見よう。
特にオウム真理教の事例に限定すれば宗教であることは否定しないが、それ以上に多くの人が殺傷され、死刑判決を受けた幹部陣が多くテロ組織としての側面が強い。あくまでオウム真理教は多くの人からしたらテロ組織である。あまり人に言うべきことではない。
これはお恥ずかしながら筆者の失敗談である。ヒンドゥー教では牛肉を食べるのは禁忌である。それを理解せずインド人の前で食べるのはやはり倫理観が破綻した行動だった。
総括
- まず大前提として他人の政治的信条/ 宗教観は否定する権利は無い。
- それらをわかった上で行動すべきである。
- その他にも歴史的経緯を知るのも有意義なことである。
- あくまでも「デリケートな話は公共の場ではやらない、親とかに露見するようにはしない方がいい」というだけである。
- それらを許容する仲間内での会話としてもやはり居酒屋など公共の場では声が聞こえるので不適当である。カラオケの個室やLINEグループ、各々の家を活用するべきである。