5W1H+Then状況説明

Who(誰が)保育園の頃から友達が出来ず自らの行為きっかけで始まったイジメで引きこもりになったり高校を中退したりとまともな学生生活を送れないレベルでコミュニケーションがとれなかった筆者が
When(いつ)高校中退後、仕事もせず引きこもっていた時期から5年以上
Where(どこで)インターネットのサイトやTwitter等で
Why(なぜ)人間と対話する術を学ぶため
What(何を)なりきりチャットを通じて、3桁近い多くの人間と
How(どのように)キャラクターの行動規範に沿う形でコミュニケーションをとった
Then(どうした)音声によるリアルタイムコミュニケーションの予行演習をテキスト形式で時間を掛けて行ったことにより、幼少期から不足していた対話による相手への思いやり方や言葉選びの重要性を知ることが出来た。結果としてコミュニケーション力が向上し、仕事を得たり友人や恋人を作るまでに至れた。

前提条件

  • 筆者はASD、ADHDを併発しており、一時は医療費免除もあった。
  • コミュニケーション力がない為に友達が出来ず、話し掛けられたらその相手を無条件で恋愛的に好きになるレベルで他者を人間扱いしていなかった。
  • 自分の奇行を起因としたイジメは暴言ではなく無視くらいのものであったが、本人のコミュ障と合わさり自殺未遂をしたり鬱の診断が下る程度に追い詰められた。
  • コミュ障による自己嫌悪の鬱には2度なった。その度に引きこもっている。
  • コミュニケーションが下手くそであることは何度も指摘されていて、親からも扱いづらそうにされていた。

なぜやってよかったのか

  • コミュニケーションを学ぶにはトライアンドエラーが必須であるが、大人になると多くの人間に対してコミュニケーションをとれる場というのが限られている。当時はまだ対面で会話をする領域にまで達していなかった且つ、自分自身となるとコンプレックスが邪魔をしてしまった為他者の皮を被ることでコンプレックスを抜きにした会話を行う事が出来た。
  • 自分ではなくキャラクターになりきるメリットとして、既に自分と対話相手は漫画やアニメを通して同じだけのキャラ把握をしている為、過剰な自己開示という一番悪手なコミュニケーションを封じることが出来た。その為、それ以外のコミュニケーションについて学びを深める事が出来た。
  • コミュ障で根暗な自分ではなく明朗快活なキャラクターの行動規範をなぞりそれがさも簡単なことであると発言することで、自己暗示と同じ効果を発揮し何だか自分もそう行動できるような気がしてきた。そして実際に行動してみて、少しずつコミュ障や引きこもりを脱却していった。

やらなかったらどうなっていたか

  • 今もまともな職につけず、対人を恐れ続けていた。
  • 何度も鬱を再発し、ODや煉炭など苦しみの少ない方法を探して自殺していた。

備考

  • 現在はコミュ障を改善した事により自愛が芽生え、身なりを整えたりファッションのアドバイスが出来る程度にまで成長している。また、現在はほとんどチャットを利用していない。
  • 昔の自分を笑い話として話せるようになっているし、周りの人はそれを聞いて驚いている。
  • コミュニケーション能力が改善しただけなので、未だに自閉症特有の他者を書き割りかのように扱う部分は改善されていない。