5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 筆者が |
When(いつ) | 学生時代 |
Where(どこで) | 学校で |
Why(なぜ) | いじめられたり傷付いたり傷付けたりすることを過度に恐れていたため |
What(何を) | 同級生や周りの人に対して |
How(どのように) | 「自分は嫌われている」と強く思い込み、話しかけられたら少し話すが話しかけない、誘われたら行くが誘わない、といった完全な受け身の姿勢でいたところ |
Then(どうなった) | 人間関係の深め方を学習する機会を失い、さらには対人関係における回避的な思考から抜け出せなくなり、自分から人と親しくなる方法がわからないまま大人になってしまい現在も孤独を深めている。 |
前提条件
- 筆者がこのような状態になったのは、不安傾向が強く傷つきやすい性質、プライドの高さ、自我の薄さ、他人への興味関心の薄さ、共感性の低さ、相手を喜ばせようという視点の欠如など人格的な欠陥が主な要因である。 そのほか、遺伝的要因、過干渉で抑圧的な家庭教育や高圧的なクラスメイトの存在などの外的要因も考えられる。
健常行動ブレイクポイント
- 自分は嫌われている、気持ち悪く不快な存在だ、という誤ったすり込みをした結果、認知が歪み自分自身に呪いをかけることになった。客観的に自己を見つめることができなくなった。
- 友達がほしいという気持ちがあるにもかかわらず素直になることができず、自信と自分の魅力のなさを理由に行動を起こせなかった。また、深く話したことがないのに仲良くなれそうな人がいないと決めつけていた。
- 不安をコントロールできず、新しいことや人間関係の構築に一歩踏み出すこともできなければ、人に言いたいことが言えず喧嘩すらできなかった。
どうすればよかったか
- 人から嫌われず好かれたいのであれば、人格を磨く、能力に見合わない行動をしない、人の喜ぶ行動をする、などの正しい行動を取るべきだった。
- 友達を作るために自分から話しかけたり相手の話を聞いたりするなど努力をするべきだった。
- 学生のうちに人間関係の深め方を試行錯誤して学習するべきだった。また、嫌われることを恐れず意見したり喧嘩したりするべきだった。
備考
- 現在は社会人として必要最低限のコミュニケーション能力を身につけたため、仕事上はほとんど難なく就業できている。ただし、この行動の後遺症で、現在も用事や事務連絡がない時に自分から人に話しかけることが難しく強い恐怖や不安を感じる。数少ない友達相手でもLINEの一通すら送ることができない。自分が連絡しないと相手が困るという言い訳や、相手が絶対嫌がらないだろうという確証がないと行動することが難しい。恐怖や不安に支配されて相手の立場や気持ちを客観的に考えることができなくなるので、頭ではおかしいとわかっていてもどうすることもできない。
- その他の後遺症としては、 ◯疎外感を覚える環境を苦手としており、ここにいてもよいと思える状況や場所でないと苦痛を感じる。そのため飲み会やパーティーなどを苦手とするが、人から誘われると嬉しいのでうっかり出席してしまい後悔することが多い。 ◯初対面の人との会話は得意であるが、2回目以降になると関係性の進め方や距離感の詰め方がわからずうまく関われなくなり、それ以上関係が進展しないので友達がほぼいない。 ◯浅い人間関係しか築けない結果、数少ない友達や家族、恋愛対象などに依存しがちになる。 などがある。
- このような状況を打開しようと試行したことはあるが、人を見る目がない上に非常に舐められやすいため、友達を装った人に故意に悪意をぶつけられる、粘着気質な先輩に好かれハラスメントを受けるといった事態になり人間不信気味になる、などのなんとも情けない結果になった。向こうから一方的にぐいぐいと近寄ってくる人間は大体ろくなものではない。