5W1H+Then状況説明

Who(誰が)筆者が
When(いつ)最近
Where(どこで)職場で
Why(なぜ)同部署の先輩と仲を深めたいと思って、また自分が食や料理に関心があるので
What(何を)雑談のきっかけとなる話題に
How(どのように)「先輩はお昼は弁当派ですか?食堂派ですか?」とお昼についての質問を振った。
Then(どうなった)先輩から「最近は食堂派だけど、前は家族全員の弁当を作っていた」「実は料理が好きで、前職は肉料理屋や飲食店で調理をしていた」「仕事で作っていたけど、自分自身は肉を全く食べない」など面白い話を聞くことができ、先輩への興味や共感が深まった。また、その後の業務では「〇〇を××してもらえますか」のような業務依頼を今までより抵抗なく行えた。
前提条件
  • 筆者は「細やかな声掛けを続けると質問や相談がしやすくなる」と同一人物である。
  • 前述記事の通り「(とりあえず)声を掛ける」はある程度こなせるようになったが、担当している業務上先輩より自分が詳しい作業内容があり、直して欲しい部分を伝えたい時があった。しかし交流が少なかったため“仕事を適切に進めるための指摘や依頼”のような、一歩踏み込んだコミュニケーションの仕方に困っていた。
  • 以前から教育係の方に「仕事をスムーズにこなすためにも、同部署の先輩ともっと仲を深めて欲しい」と言われていたが、特性により相手へ関心を向けることが苦手なため悩んでいた。

なぜやってよかったのか

  • 「食事」というのは、「衣食住」と言われるように人間生活上欠かせないものである。そのため、自分のような共感を感じにくい人間でも心から同意したり、意外性に驚くなど、相手と仲を深めるためのコミュニケーションを取りやすかった。
  • 相手への共感を持ったり好意を感じたりすると、恐らく親近感が心中に沸いている。そのため、自分でも一歩踏み込んだコミュニケーションもしやすかったのだろうと考える。

やらなかったらどうなっていたか

  • その先輩は「筆者が担当していない場所の仕事でキレると結構怖い」という話を聞いており、自分もいつかそんなふうに怒られるのではないかという恐怖を感じたまま一緒に仕事をしていた。
  • 先輩の悪い面しか知らず、自分の貴重な「職場の人に対して共感を得る」を獲得することがないままだった。

備考

  • 参考までに、自分が振った質問や返しを書いておく。「自分も料理が好きなので嬉しいです!」「仕事でどんな料理を作られてたんですか?」「得意料理はありますか?」「今度作ってきてくださいよ〜(冗談めかして)」「自分は〇〇を作るのが得意です」など。
  • もし逆に自身が「食事に一切関心がない」「偏食が激しい」という場合でも、逆に「何なら食べられるの?」「面白いね」「こうしたら美味しいよ」という相手からのフリや興味を抱かせるきっかけになるのではないだろうか。
  • ちなみに先輩は既婚男性である。筆者の父もバリバリに料理をする人間なので「料理をする父親」という点でも親近感が湧いたのだと感じる。身近に料理を積極的にする父親がいるという事実だけでも大変嬉しくなった。
  • 思い返せば、教育係の先輩も「私はオムライスが好きで、最後の晩餐は絶対オムライスを食べるんだ」と食にまつわるこだわりを語っていた。食に関する話題は人によってはユニークな自論があり、そこから話題を広げることでより親しみを感じることができるだろう。