5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 筆者が |
When(いつ) | 人と会話するとき |
Where(どこで) | いつも |
Why(なぜ) | 人の視線が苦手で、人の表情を読み取るのも不得意なので |
What(なにを) | 人の目をあまり見ていなかった |
How(どのように) | 話し相手から、目を合わせないことによるコミュニケーションの不都合をいくつか理由づけて説明され、なるべく相手の顔を見るようにした |
Then(どうなった) | さっきまでより会話がしやすくなったと評価され(事実)、初対面の人からの「絡みにくさ」のようなものも低減された(推測) |
そもそも、人の目 を見ることにどういう意義があるのか
- おそらく「相手に話し手の言葉以外の情報(会話内の非言語情報)を与えること」である
- 元々の筆者の考えだと、「自分にとっては」人の目を見ることで得られる情報が多くないことと緊張のしやすさから、視線を合わせることにメリットを感じられず、食事の席では料理やコップに視線を泳がせてやりすごしていることが殆どであった
- しかし、実際は自分の表情や目線も非言語コミュニケーションの構成要素として相手から読み取られており、その情報の多寡は話し相手からの「話しやすさ」に直結するものである。よって、相手から見て「視線が合わない」ということは、コミュニケーション困難な人物だということである
- 相手と視線を合わせていないと表情から伝わる情報が少ないため、筆者の声のトーンの変化の少なさが強調され、リアクションが伝わらなかった。相槌は打っていて音声としては円滑なやり取りをしているのにも拘わらず、話し相手にとっては「筆者が今の話題に対してどれくらい関心があるのかがわからない」という、話しづらい状況を作っていた
なぜやってよかったのか
- 声のトーンに現れにくい関心や笑顔がしっかり伝わるようになった(筆者は声のトーンが変わりにくく、またそれまでにも会話の中では結構笑っていたのに、目線をそらしがちで表情として伝わっていなかった)
- 就活の面接で苦労していた原因の一部がおそらく「コミュニケーション取れない人っぽさ」であったことを理解することができた
やらなかったらどうなっていたか
- これから入社する企業での人間関係の形成に困難を抱えたと思われる
- 自分が相手の話に関心があるのが伝わらず、お互いに親密になりたいという気持ちがあっても次の連絡に繋がらないという、勿体ない機会が増えていたかもしれない
- 視線を厳密に合わせる必要はなく、相手が話者である自分の表情を読み取るのに支障がない程度に、すなわち相手の首から上を見ていれば、印象は改善される
- 相手も表情などの読み取りなどに難がある場合、目線を合わせる合わせないによるコミュニケーションの円滑さにはさしたる違いは現れないと思われる
- M-1 グランプリ2022のカベポスターの漫才は、のちに博多大吉にPodcast配信「たまむすび」で「音声で聞くと会話として完全に噛み合っているのに、実際に見ると永見と浜田の目が全然合っていないため、練習してきたんだなという感じがしてしまう」と評され、これが採点基準からの減点の理由として述べられていた。この指摘の一件を受け、成立していると思い込んでいた「会話」はこのような、音声としての噛み合い以外の要素を考慮に入れられていない不自然な性質のものだったのかもしれないと気づいた
- 筆者に指摘をくれたのは、面接を実施する側の経験が何度もある人物だった
最後に
筆者に指摘した方自身が読んだら、いつの何の話なのか明確にわかるかもしれませんが、これはご指摘への感謝の気持ちと「この気づきを私以外のコミュニケーションに悩む人に伝えたい」という利他心のみによって作成された記事であることをご理解いただければと思います。