5W1H+Then状況説明

Who(誰が)筆者が
When(いつ)発達障害の当事者(親族含)同士の相談会の最中
Where(どこで)市民会館の会議室で
Why(なぜ)参加者の一人が別の当事者(非参加者)に対する愚痴・悪口を延々続けており、なんとか穏便にストップをかけたかったので
What(何を)「親のスネ齧ってるばかりであのバカ息子はさあ……」という発言に対して
How(どのように)横合いから「まあバカ息子って言ったら僕がその筆頭みたいなとこはありますけどね」という自虐ネタを差し込んだ。
Then(どうした)愚痴が止まり、別の話題に移行した。 参加者一同から笑いが取れた。

前提条件

  • 筆者は就労経験のない30代グレーゾーンの男性(いわゆる悪い意味での子供部屋おじさん)であり、相談会には母親同伴で長く参加している。
  • 愚痴っていたのは40代のASDの男性であり、現在は就労している。

なぜやってよかったのか

  • 参加者に新顔の方がおり、愚痴の最中は発言しにくそうにしていたが、その後は和やかに相談に参加してもらえた。
  • 敢えて自虐してみせたことで、自分はやはり家族や社会に対して負担・迷惑をかけている存在なのだと改めて客観視することができた。
  • 自虐ネタの匙加減について、一つ学びを得られた。

やらなかったらどうなっていたか

  • 場の雰囲気が悪くなり、交流や相談に支障を来していたと思う。
  • 放っておいても他の参加者が制止してくれていたかもしれないが、嫌な役目を人に任せてしまったことを後悔していたと思う。

備考

  • この手の自虐ネタは匙加減を誤ると開き直りと解釈され不興を買うリスクがあるが、これは出来る限りばつの悪い態度を見せることで回避または軽減可能である。なお筆者はその後しばらくのあいだ母親から「バカ息子」ネタで弄られたが、咎めるような調子は(多分)なかったため、少し居心地の悪い思いを味わう程度で済んだ。
  • ASDの男性については多大なストレスに晒されながらも真面目にお仕事をされている方なので、それを発散する機会を奪う形になってしまった点は悔やまれる。完璧を求めるとキリがないとはいえ、より良いアイデアもあったかもしれない。
  • 現在、筆者は社会復帰・参画に向けて、障がい者による互助・支援を目的とした新たなNPO団体の立ち上げに関わらせていただいている。