5W1H+Then状況説明

Who(誰が)筆者の夫が
When(いつ)「石窯焼きたてピザが自慢」というカフェでピザを注文したが全部は食べきれず、店員さんに頼んで残りを包んでもらい、持ち帰った時
Where(どこで)電子レンジがない旅館で(旅先だった)
Why(なぜ)やむを得ず冷めたまま食べたが、意外とおいしかったので
What(何を)カフェの店主に
How(どのように)「冷めてもおいしかったです!」とメールを送ろうとした
Then(どうした)筆者に止められた

前提条件

  • 筆者の夫にはASD傾向がある。
  • 当該のカフェは「客に焼きたてピザを熱々で食べてもらうこと」にこだわって営業している。
  • 当該のカフェは、本来ならテイクアウト対応はしていないが、店員さんが厚意で特別に、残ったピザを包んでくれた。

健常行動ブレイクポイント

  • 店側が「熱々で食べてもらうこと」にこだわって提供してくれたピザを、客側が勝手な都合で「冷めた=店側としては劣化した状態」で消費した。そこまでは仕方ないが、「劣化した状態で消費したこと」を店側にわざわざ報告するというのは、たとえ内容がポジティブであっても失礼である。
  • 「冷めても」の「も」から「(熱々の方がおいしかったが)冷めてもおいしかった」「(冷めると微妙だと思っていたが、意外と)冷めてもおいしかった」という言外のニュアンスが伝わってしまうのも失礼である。例えば、これが「冷めた方がおいしかった」であれば、まだ許容されたと思う。

どうすればよかったか

  • 「結論が良ければ何を言ってもいい」というわけではないことを、落ち着いて認識するべきだった。
  • たとえ結論がポジティブであっても、作り手・売り手(プレゼントの場合は贈り手)が残念に思う情報が含まれていないか、発言や送信の前にチェックすることが必要だった。
  • 「わざわざ言わなくてもいいことを言わない」ということに尽きる。

備考

  • 冷めてもおいしかったのは事実である。夫は「だったら、なぜ『冷めてもおいしかった』と店側に伝えてはいけないのか」と当初は分からない様子だったが、筆者の「『劣化した状態で消費したこと』を店にわざわざ報告するのは、たとえ内容がポジティブであっても失礼」という説明を聞いて納得した様子だった。