5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | ADHD+ASD診断済である筆者が |
When(いつ) | 先日入用で姿見を買ったが、置く場所がなく台所に設置した際 |
Where(どこで) | ろくに掃除していないきったない台所で |
Why(なぜ) | 本当に、不意に |
What(何を) | |
How(どのように) | 鏡に映る台所と、そこに立つ己を見た |
Then(どうした) | 客観視を強いられた結果、服ダッサ!!台所きったね!!!となり、少し掃除したし服の断捨離もした |
前提条件
- 筆者は通院している精神科の先生に自室の写真を一枚見せただけでお薬が増える程度の汚部屋に住んでいる
- 在宅仕事なのもあり、人に会うなどの外出機会がない限り一週間は平気で入浴しない
なぜやってよかったのか
- 鏡が第三者視点を提供してくれるようになったこと。我が台所には、「避ければいいから」という一点のみで、開けたパンの袋や段ボール、何かを拭いたキッチンペーパーが散乱している。また、どれほど自分がみすぼらしかろうが一人で在宅している限り誰にも迷惑はかけていないという理由で、10年以上高校ジャージ(ズタボロ)を部屋着にしていた。鏡の設置は、ASDの苦手とする客観視を外部委託できる。
- 暮らしがわずかに豊かになったこと。一人でいるときで も、好みの服を着て最低限髪も整えておくだけで鏡に映るたびに少し嬉しくなる。また、バタバタしている外出前よりも脳内メモリに余裕のあるタイミングで、かつ定期的に見ることで「この服もうボロボロだな」とか「自覚がなかったが、疲れた顔に見えるな」といった小さな変化に気づきやすくなった。
- 苦痛だった「身なりを整える」「暮らしやすく整理する」といった部分が楽しみに変わったこと。「自分が着る服/暮らす家」というよりも、「鏡という"この画面に映るキャラクターが"着る服/暮らす家」と認識することで、ゲーム感覚で楽しく日々の体裁を整えられるようになってきた。
やらなかったらどうなっていたか
- 大きな不満自体はなかったのだが、前に比べて生きるのは少し楽しくなった。
備考
- 自分の目から見た「汚い台所」と、鏡という一種の第三者が示す「汚い台所」では受け取る情報が大きく異なることを知り、最近は本と服と書類が散乱している自室も少しずつ片付け始めている。
- 住環境を整えることは、状況を整理して順序立てて考える点で自分の好きなパズルゲーに似ていると思う。衣服も同様に、①このアバターに似合う形/色の服を知る ②模範解答(=オシャレなコーディネイト)を知り、その理想に近いものを探す ③組み合わせて高得点を目指す というプロセスを意識することで楽しみを見出せるようになってきた。
- 精神が不調な状態で見ると気が狂うので、そういう時期に鏡の隣を通過する際は目を逸らして早足で走り抜けている。