5W1H+Then状況説明

Who(誰が)喫煙者である筆者が
When(いつ)数年前
Where(どこで)かかりつけの婦人科で
Why(なぜ)生理痛を軽減し、確実な避妊もしたかったため
What(何を)喫煙のことも含め主治医と相談した上で
How(どのように)低用量ピルの服用を開始した
Then(どうなった)2ヶ月後、血栓ができ軽度の肺塞栓症で救急搬送されたが一命は取り留めた。唯一原因として考えられるのは喫煙とピルだった。軽い後遺症として階段で二階まで上がりきれなくなった。
前提条件
  • 筆者は20代女性であり、多少肥満ではあったがピルの副作用のハイリスク群とは言えなかった。 医師のスタンスとしては「一日15本までの喫煙であれば問題ない」とのことで、筆者はそれを遵守していた。

健常行動ブレイクポイント

  • 今回の事例は副作用による事故であり、「運が悪かった」と言って仕舞えばそれまでである。しかしながらリスクの高い薬の服用中にさらにハイリスクとなるような行動を取るのはよろしくない。
  • 「医師がそう言っているなら」と、疑問点を軽く質問しただけで流してしまった。

どうすればよかったか

  • 事故の確率を減らすため禁煙すべきだった。
  • 医師にしっかりと相談し、不安であればセカンドオピニオンを受けるべきだった。

備考

  • 誤解を招かないように備考に記す。 低用量ピルは血栓症のリスクこそあれ、リスクがあることを理解して飲むのであれば生理痛の軽減・避妊などに役立つ薬である。 筆者自身は「今飲んでいる人、今後飲もうとしている人は服用をやめるべき」という意見は持っていない。
  • しかしながら、低用量ピルに関して言えば「喫煙者、40代以上の方、高度肥満に該当する方、その他特定の疾患のある方」などはハイリスク群とされ、実際に血栓症による事故も起きている。 自分が該当するのではないかと考える場合は、医師に不安が残らないようしっかりと相談し、可能であればミレーナやミニピルなどでの代替を考えるべきであると言える。
  • また、低用量ピルを安価な個人輸入で飲むのは(筆者個人の意見だが)もろもろリスクが高いのでやめた方がいい。