5W1H+Then状況説明

Who(誰が)イラストコミュニケーションサービスサイトの会員が
When(いつ)投稿されたグロテスクなイラスト作品を読んだ後
Where(どこで)該当作品のコメント欄で
Why(なぜ)推測:グロテスクな作品を好んで書く作者に嫌悪感を感じて
What(何を)該当作品に
How(どのように)「(作者が)グロテスクなものを描きたい欲を抑えきれなさすぎて、(自分が)見ていてとても気持ち悪い」と書き込んだ
Then(どうなった)該当作品を閲覧していた筆者がそのコメントを読み、嫌な気分になった
前提条件
  • イラストコミュニケーションサービスサイトの規約により、該当作品にはグロテスクな作品であることを示す『R-18G』タグが付けられていた。 サイトの全ての使用者は、指定したタグが付けられた作品を除外検索・非表示設定にすることで、自分が閲覧したくない作品を閲覧しないことが可能である。 これに加えて、該当作品のサムネイルにグロテスクな描写はなく、コメント主が「見たくないのに該当作品のグロテスクな描写が目に入ってきた」という状況は起こり得ない。一方で、その後に起きるグロテスクな展開を予測できるだけの暴力表現はあったため、所謂“サムネ詐欺”にも該当しない。

健常行動ブレイクポイント

  • 自分が見たくない作品だと認識した上で、自主的にその作品を閲覧する必要はない。
  • 作品のゾーニングは、その作品を閲覧したくない人の目に入らないために施される。適切なゾーニングによって隠された作品をわざわざ暴き、作者の嗜好に対して「気持ち悪い」と作者や他ユーザーにも見える・残るコメントを残すのは、批判ではなく所謂“お気持ち表明”である。

どうすればよかったか

  • 該当作品を閲覧できないように、除外検索・非表示設定を活用するべきだった。
  • 該当作品を閲覧した後に感じた嫌悪感を、中傷コメントすることで発散するべきではなかった。友人や家族に愚痴るに留めるべきだった。

備考

  • コメントは「自分はこの作品群の設定が好きであり、時折おもしろい作品もあるから作者の創作物は好きだが、(グロテスクな描写のせいで)作品を読みきれない」という前置きから、Howに記述した文言に続いていた。作者の作風やアイデアには肯定的な理解を見せていることは、コメント主は作者への配慮や応援コメントとして書いたのかもしれないと推測できる。しかし、続く文言が単なる中傷に過ぎない以上、作者にとって決して嬉しいコメントではなかったのではないだろうか。
  • あくまで筆者の意見であり、例外も存在するが、基本的にはリアルとフィクションは分けて考えるべきである。他人の嗜好を批判する前に、その嗜好は現実世界においての他害・実害に発展する恐れがあるか、批判ではなく誹謗中傷ではないか、を吟味する必要がある。これはグロテスクな描写に限らない。
  • この投稿も筆者の“お気持ち表明”に過ぎないかもしれない。イラストコミュニケーションサービスサイトにはユーザーのブロック機能もあるので、コメント主だけではなく筆者もそれを使うことが推奨される。