5W1H+Then状況説明

Who(誰が)筆者含む精神・発達障害当事者が
When(いつ)
Where(どこで)主にSNS等で
Why(なぜ)障害の遺伝に関する知識や障害で苦しんだ経験、反出生主義などに基づいて
What(何を)生殖をした精神・発達障害当事者に対して
How(どのように)子供に障害が遺伝する可能性が高いこと、障害を持って産まれた場合の人生の困難さ、親の障害が子供に与える負担等を根拠に「自分勝手な生殖だ」という旨の非難を行った
Then(どうなった)周囲の生殖を祝う人々に悪印象を与えた

健常行動ブレイクポイント

  • 一般的に合意の元で行った生殖によって子供ができる事は祝福されるべき事であり、それを否定することはたとえ根拠があったとしても受け入れられることはほぼない
  • 健常者にとって障害とは「産んでみるまでわからないもの」程度の認識であり、障害の遺伝に関する知識・認識が健常者と当事者で大きく違うことを認識できていなかった
  • 家庭に問題を持たない人や障害を持たない人にとって生存や自身の存在そのものが苦痛であるという感覚に共感することはかなり困難なため、それを根拠として人は産まれるべきではないという主張を行ったところで異常者として排除されるのがオチである

どうすればよかったか

  • 障害者の生殖に関する持論を展開せず、定型句としておめでとうと言うだけに留め、批判するべきではなかった

備考

  • 一般に交際は理解のある人間同士で行うものであり、障害者が交際したときのみ理解のある彼くん/彼女さんが……と冷笑するのは障害者は理解されることがないという当事者のみが得られる経験則に基づいたユーモアであるため、健常者エミュレートを行う際は全面的に封印したほうがよいと筆者は考えている