5W1H+Then状況説明

Who(誰が)筆者が
When(いつ)結婚することを親に伝えたとき
Where(どこで)自宅で
Why(なぜ)「まだ結婚するには早すぎる」「相手には会わない」と述べた親の発言を字義通りに解釈し
What(何を)義親にもその意思を伝え
How(どのように)親を、全てのプロセスから排除して結婚した
Then(どうなった)縁が切れた

健常行動ブレイクポイント

  • 通常、親に結婚を反対された場合は、対話に基づく説得を試みて合意が形成されたのちに、両家顔合わせ→食事会→婚姻届への署名→(親らの意見を聞きながら)式場や主賓などの決定→結婚式の準備などを進めていくが、その全てのプロセスに親を参加させなかった。
  • 筆者は、結婚において親への報告が必要だと考えていたが、世間的には親の承諾(賛成)が必要だった。筆者は、親が賛成しようが反対しようが、報告が終了していれば問題ないと勘違いしていたため、報告が終了した段階で(承諾を得ることなく)次のステップに進んでしまった。
  • 顔合わせなどのステップを都度報告しても、同じように反対されるだけだと考え、一切報告しなかった。結婚式・披露宴が全て終了してからその旨の報告をしたところ、親は半狂乱になった。会社にもいづらくなり、転職先が見つかった時点で退職した。

どうすればよかったか

  • 選択肢①:親への報告をせず、勝手に結婚する(筆者は当時34歳、一般的な地方企業で技術職として勤務し、独立して生計を営んでいた。世帯からも抜けており、親子ローンなどの借金もなく、後見人でもないため、法的に問題はない)
    • この場合、挙式を行うことはおそらくできない。
  • 選択肢②:合意を形成してから結婚する(時間はかかった可能性があるが、絶縁せずに済んだ可能性が高い。また、転職の必要もなかった可能性がある)
    • 説得に要する時間が推測できないため、現時点でも判断できないが、時間がかかった場合いつまでも結婚できない可能性があった。

備考

  • 結婚に反対することで「かまってほしい」という親の意思を汲み取ることができず、時間を効率的に使うために一切の報告なしにプロセス進めた点に問題があった。結婚式では、親族席に義実家の親戚に多めに来てもらい、空席を回避することができたが、新郎側親族0人という奇妙な状況になった。新郎の謝辞の中で「結婚することを親に報告したところ、『相手には会わない』と言われてしまったので、招待することは叶いませんでした。今後は新婦と二人、力を合わせて幸せな家庭を築けるよう、一生懸命がんばります」と発言したところ、空気が凍った(ここで初めて、状況のやばさを理解した)。
  • 「結婚に反対する親」というモチーフは漫画やドラマ、映画の中でも頻繁に登場するため、よくあることだと思っていた。筆者は、地理的な問題もあり友人の結婚式に参列したことがなく、親が不在の結婚式というものがどれだけやばいものかを知らなかった。
  • 後日、会社の上司に「一生に一度のイベントから親を排除することの残酷さ」を説かれたが「「会いたくない」と言っている親を無理やり参列させるほうが残酷だと思います」と主張したところ、上司とも折り合いが悪くなり、結局その会社を退職した。上司には、折り合いがあまり良くない結婚適齢期の娘がいたらしいことを、あとから聞いた。 一時的に給与は下がったが、二人の通勤時間の合計は短くなったため、悪い選択ではなかったが、当時は転職に要するストレスで心身が疲弊した。
  • 上司には、折り合いがあまり良くない結婚適齢期の娘がいたらしいことを、あとから聞いた。
  • 一時的に給与は下がったが、二人の通勤時間の合計は短くなったため、悪い選択ではなかったが、当時は転職に要するストレスで心身が疲弊した。