5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 筆者が |
When(いつ) | 高校生の頃 |
Where(どこで) | 筆者の自宅で |
Why(なぜ) | SNS上で共通の趣味を介して仲良くなった友人ら(4人ほど)が自殺や自傷行為を仄めかしており非常に辛そうで、もっとその友人らと仲良くなりたいがために自分の有用性をアピールしたくて |
What(何を) | その友人らをひとりひとり |
How(どのように) | 「死ぬ前にエンカしたい」「一緒に死のう」などと甘言を弄し筆者の家に招き、首を絞める、刃物で突き刺すなどして殺そうとした。 |
Then(どうした) | 縁が切れた。 |
前提条件
- 登場人物は全て女性である。
- 筆者は希死念慮や殺人願望を抱えていなかった。
健常行動ブレイクポイント
- 例え未遂であろうと殺人に及ぶべきではなかった。
- 友人らが何を考えていたのか、字面だけで判断するべきではなかった。
- 自分の気持ちばかり先行させてはならなかった。
どうすればよかったか
- 相手の願いを叶える、ないしは不快を除くことだけが互いの仲を親密にする手段ではない。もっと様々な仲の深め方があるのを学ぶべきだった。当時私は親友を欲していたが苦労はしたくないとも考えており、時間をかけて相手と向き合うことを嫌がり、わかりやすく相手の欲求を満たし歓心を買うことを選んでしまった。
- 希死念慮を抱える人たちは必ずしも「自殺」という行為を行いたい訳ではないことを知っておくべきだった。その人たちは直面している困難や苦痛から逃げたいができないので死ぬしかない 、といういわゆる視野狭窄に陥っている。しかし同時にそれらは専門家の助言や医療行為、周囲の人間のサポートにより改善が見込めるものである。よって、 医療従事者でも近しい人間でもなかった当時の私の役割は、友人らを適切な改善方法へとへアクセスさせることであった。
- 他者を自己実現の道具として用いてはならない。当時の私は「誰かの役に立てない人間は死んだ方がいい」という極端な思想の下行動していた。しかしどうしてもそれを体現できず矛盾に苦しんでいた所、このような状況が発生したため、これ幸いと深く考えずに行動してしまった。
備考
- 友人らが現実世界でこの事案について口外しなかったからか警察沙汰にならなかったが、SNS上では情報共有され、親友を作るどころか孤立を深めることとなった。
- その友人らは紆余曲折ありつつも支援に繋がれたらしく、今も健在であるという。