5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 私の母が |
When(いつ) | 私が高校生の時 |
Where(どこで) | 修学旅行に向かう車の中で |
Why(なぜ) | 私が普段から忘れ物が多いため |
What(何を) | |
How(どのように) | 私に対して忘れ物をしてないか、「財布ある?携帯は?身分証明書は?」などとアイテムを名指しで確認を取った |
Then(どうなった) | 到着前にキャリーケースのカギを忘れてることに気が付き、難を逃れた。 |
前提条件
- 筆者は物心ついたときからとにかく忘れ物が多かった。そんな筆者に対して母は「ハンカチ持った?ティッシュは?財布は?」と一緒に確認する行動をよく取っていた。
なぜやってよかったのか
- 旅行先で準備した荷物が一切使えなくなるという事態を免れた。
- この日母は忘れ物について家を出る前にも確認をしていた。筆者はカギを忘れないよう玄関の目立つところに置いたが、最後玄関をチェックするのを忘れたのである。この出来事をきっかけに筆者は自分が「どんなに気を付けていても信じられないレベルの物忘れをしてしまうことが多い」ということに気付き冷静に己を見つめ直した結果、ADHDという特性を持っていることが発覚した。
- 筆者はADHDの中でも特に物 忘れの症状が強く出ているタイプで、メモを取ってもメモごと存在を忘れたりなどと自分一人だけでは対処しきれないことがある。 この経験から「忘れることによって他人に迷惑がかかることはその旨を伝え協力してもらい、代わりに覚えてもらうことも検討すべし」と学び、前より少し生きやすくなった。
やらなかったらどうなっていたか
- 旅行先で荷物を取り出せず、キャリーケースを破壊するか現地で必要な荷物を買い直す羽目になっていた。
- もしカギを忘れたまま現地に到着していたら引率の先生に多大なる迷惑をかけた可能性が高い。
- 多感な時分に他人に大きな迷惑をかけてしまった失敗により、今よりちょっとだけ鬱屈しやすい性格になっていたかもしれない。
備考
- ちなみにカギを忘れていることが発覚した時点ですでに高速に乗っていた。運転が苦手な母は発狂しながらも嘗てないほどの素晴らしいドライビングテクを発揮し、一度自宅に帰宅しつつも飛行機の搭乗に間に合わせるという大事をやってのけたのであった。 母はその場では怒髪天だったが、帰ってきた後には笑いながら許してくれた。母とは偉大である。
- 我が子がよく分からん障害持ちと分かっても母はそれまでと変わりなく付き合ってくれている。私が三十路を超えた今でも出かけるときは忘れ物が無いか一緒に確認をしてくれる。母よ、いつもありがとう。
- もし身の回りにADHDの特性が見受けられる友人や家族がいる場合、もしかしたら同じように対応することでうまくサポートすることができるかもしれない。少なくとも相手はあなたのことを頼りになる人と感じ、 きっと大好きになるであろう。