5W1H+Then状況説明

Who(誰が)筆者が
When(いつ)令和6年能登半島地震の発生以降
Where(どこで)null
Why(なぜ)主に「災害に便乗したスパム・偽情報・デマが流れる空間で我々はどう振る舞うべきか」というトピックについて、玉石混淆の意見が流れるTwitter(現X)を見続け、モヤモヤとした不安な気分だったため
What(何を)ChatGPT(GPT-4)へ
How(どのように)気になった投稿を共有したりしながら、一緒に議論をした。
Then(どうなった)指示文作成の過程で自分の抱えていたモヤモヤが文章として整えられ、何について悩んでいたのか明らかになった。 また、気になった投稿を「自分の意見とどのような差異があるか」「投稿の背景は何か」「どのように評価可能か」など様々な観点から分析することができ、本当に気にするべき投稿か検討できた。
前提条件
  • 筆者はTwitterのヘビーユーザーであるが、2021年に東京五輪の開会式をめぐる炎上を見続けたことが一因で鬱病を発症し、Twitterで形成される世論にはネガティブな印象を抱いている。 忘れっぽい性格の割に、一つの問題に思考が囚われやすい。しかもそれについてアウトプットをしないため、考えているうちに自分が何について悩んでいるのかもよくわからなくなり、ただただ不安な気持ちだけが残ることがある。

なぜやってよかったのか

  • 自分の思考を言語化するだけならメモ帳でも事足りるが、ChatGPTに書いたことでアウトプットのみならず理想的な議論に近いやりとりが可能になり、思考をさらに整理し洗練させられた。

やらなかったらどうなっていたか

  • 不安が膨らみ、苦痛を感じながらTwitterを触ることになった。
  • 強い言葉の使用や詭弁、批判の余地のある投稿を無意味に気にし続けた。

備考

  • 他にもChatGPTとの対話は「熊の殺処分」「箸の正しい持ち方」「同居人の所有物を勝手に捨てる人」など、意見が過激化しがちなトピックについて意見を冷静に整理したいときに有効である。特に倫理が絡む問題については慎重に回答してくれるので、Twitterで議論するときよりも建設的な結果が期待できる。
  • 考えたこと、感じたことをうまく言語化できなくても、とりあえず何か書いてみて、ChatGPTにそれをツッコんでくれるように頼んだりすると言語化できる場合がある。またロールプレイングも有用である。 例:「この『……』というツイートには何か論理的なねじれがあるように思う。可能な限り指摘してみて」 「ロールプレイングをしましょう。トピック『……』について、肯定的/否定的な感情を持つAさんがいます。Aさんに理由を述べさせてみてください」