5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 筆者の家族が |
When(いつ) | 祖母の葬儀を営むとき |
Where(どこで) | 小規模な斎場で |
What(何を) | 家族葬を |
Why(なぜ) | 和やかな雰囲気で送り出すため |
How(どのように) | 本当に身近な人だけ集まって執り行った。 |
Then(どうなったか) | 皆がリラックスし、好きなように過ごしながら別れを告げることができた。 |
なぜやってよかったのか
- 一般的に、冠婚葬祭といった儀礼的会合には、高度な社会性が要求される。ドレスコードはもちろんのこと、誰に連絡をするかや、いざ弔問された場合の挨拶、当日の礼儀作法など、非健常者にはおよそ理解不能としか思えない決まりが幾多も存在する。
- しかし、筆者の場合の家族葬では、日常的に関わりのある本当に近しい間柄の親戚のみで集まった。その結果、参列者は「祖父」「祖母の子3人」「祖母の孫2人」「祖母の子の配偶者1人」計7人だけとなった。
- そうすることで、雰囲気は非常に和やかなものとなった。各々が好きな時間に集まり、好きな食事をとり、棺の中の祖母を囲んで思い出話をしたり、ストレッチをしたり、ふざけて笑い合ったりすることさえできた。
- 筆者自身も、大して知らない親戚と会うことや、挨拶の仕方や焼香の作法、健常者っぽく見られるための振る舞いについて悩む、などの必要がなかった。
- 後から家族で集まった際、「いいお葬式だったね」と回想する声も聞こえた。おそらく、葬儀の中では最高に類するものになったのだろうと思う。
やらなかったらどうなっていたか
- 様々な準備、応対、礼儀などに追われ、忙殺されていた。近親者を亡くした後には相応しくない精神的負荷が増えていたろう事が予想される。
- 各々が自由なやり方で故人を偲び、別れを告げることができなかったかもしれない。一般的な葬儀では式次第がある程度決まっているためである。
備考
- 「いい葬儀」では、悲しさが癒される。だが、寂しさは増す。