5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 筆者が |
When(いつ) | つい最近まで |
Where(どこで) | 自らの脳内で |
Why(なぜ) | 自分が度を超えたコミュ障だということが分かっていたので |
What(何を) | 長年片思いしていた相手に対して |
How(どのように) | 彼女と円滑な会話ができるように、もし彼女とばったり出会えた場合に発生する会話、またその後起こり得る展開のシミュレーションを脳内で綿密に行った。彼女と出会うかもしれない出来事が起こる度にそれを繰り返した。 |
Then(どうなった) | 本当に発生した彼女との会話と脳内での彼女との会話がごっちゃになって、何が事実で何が妄想なのが分からなくなった結果、微かに存在していたはずの彼女との淡い思い出が虚妄に埋め尽くされ、自分の記憶を一切信頼できなくなった |
前提条件
- 筆者と彼女は小中の同級生である。高校は離れてしまったが、地元が同じため偶然出会うこともあり、その際彼女は明るく話しかけてくれた(と筆者は思い込んでいるがこれも筆者の妄想かもしれない)。
健常行動ブレイクポイント
- 好きな人との会話を現実とごっちゃになるほど綿密にシミュレートするのは異常である。
- 大概の場合それらは皮算用に終わったが、その際に行った妄想をすぐに忘れることができず、何度も反芻して次のチャンスに活かそうとした。
- 自分から行動を起こす勇気がなかったため、脳内の彼女との会話で満足していた。
どうすればよかったか
- 会話をシミュレートするべきではなかった。もし本当に出会えたならその場の勢いに身を任せるべきだった。
- 彼女に本当に会った日に日記を書くなどして現実と虚構の区別をつけるべきだった。
- そもそも好きだったのだから偶然出会うのを待たずに自分から彼女に会いに行き、告白なりなんなりして関係性を発展させるべきだった。
備考
- 冷静になって考えれば、中学卒業後本当に彼女に会えたのはほんの数度だったような気がする。特に進展もなくそのまま疎遠になった。
- 先日地元で成人式が開催されたため、そこでワンチャンあれば……と思い会話のシミュレーションを行っていたら、その場で彼女が同級生の男と付き合っていることを人伝に聞かされ脳が破壊された。
- 通算で7年間ほど片思いしていた。自らが過度なコミュ障の異常者だったばかりに彼女との思い出が曖昧になってしまったことを強く後悔しているため、後世のためにもここに書き残そうと思う。