5W1H+Then状況説明

Who(誰が)投稿者が
When(いつ)20歳の誕生日を迎えて、1ヶ月くらいたったあたりに(この記事投稿時点から10年前)
Where(どこで)親と祖父に連れられて行った料理屋で
Why(なぜ)「自分(投稿者)は重度のアルコール過敏症の(可能性が非常に高い)ため、お酒飲んだら多分ヤバい」と予め伝えてはいたものの、父・祖父・料理屋の主人に勧められて、断りきれず
What(何を)お酒(グラスの生ビール)を
How(どのように)渋々ながらも飲んだ。
Then(どうなった)その1杯で急性アルコール中毒を起こし救急搬送された。
前提条件
  • 1:アルコール過敏症の可能性うんぬんに関しては15歳の時、病院でアレルギー検査をした際、同時にアルコールパッチテストを行い肌が真っ赤になったため、そこで指摘されていた。例えば注射をする際の皮膚消毒もヨードチンキだったり塩化ベンザルコニウムなどの代替物質で消毒してもらっていた。 2:父・祖父は酒豪というほどでは無いが、普通に酒を飲む人の分量を1だとすると2くらいは飲む。 3:料理屋の中でもアルコール過敏症の話をしており、カウンタータイプの店だったため、主人の耳にも入っているはずだった。

健常行動ブレイクポイント

  • 投稿者サイド:強く拒否できなかった。
  • 父・祖父サイド:投稿者のお酒に対する事情を把握しているにも関わらず、飲ませている。
  • 料理屋サイド:話を聞いていたにもかかわらず、父・祖父に「お子さん、そういう事情があるんなら飲ませない方がいいのでは?」みたいにたしなめていなかった。

どうすればよかったか

  • 投稿者サイド:ちゃんと断る。店の人にもしっかり伝える。
  • 父・祖父サイド:自分の家族の健康状態を把握しているのであれば、それに合わせた祝い方をすべきだった。
  • 料理屋サイド:本人(この場合投稿者)の事情が伝わったのであれば、それに応じた提供の仕方をすべきである。「お酒飲めないのであれば、烏龍茶とかノンアルビール辺りにしときますか?」みたいに。

備考

  • 健エミュではちょっと珍しい「そこにいた人がそれぞれ、何がしかのブレイクポイントがある」パターンなのだが、強いて言うのであれば「父・祖父サイド」がいちばん悪く、僅差で「料理屋サイド」だと思う。ただ、祖父に関しては「孫(投稿者)が20歳になった時に、一緒にお酒を飲むこと」を楽しみにしていたため、このような事が起きてちょっと申し訳なく思う。
  • この記事の内容は家族間だけではなく、例えば職場や大学サークルの飲み会でも起こりうるケースである。酒を飲めないと公言している人に対して無理やり飲ませる行為は強要罪になるし、それで急性アルコール中毒を起こした場合は傷害罪、死亡した場合は傷害致死罪までありうる。特に多数の飲み会出席者を取りまとめる幹事に関しては、各個人の事情に関しては留意しておく必要がある。
  • このタイプの経験をしている人が、投稿者が属する年代不特定(下が18歳、上が45歳)なサークルにまあまあいる。そのため、オフ会をして二次会で居酒屋で飲む・食うとなったときに、もしも無理やり酒を飲ませた人がいた場合は「サークル永久追放」+「その時点でその店にいる人達のお会計を自分の卓の分も含めて、一括で払う」というルールがある。この場合監視者は、投稿者含めた「酒飲めない勢」の面々である。このルールを導入したところ、酒飲める勢全員から「なんの気兼ねもなく、自分が好きなお酒を飲めるから、この飲み会めちゃくちゃ快適」という評価をもらっている。さすがにこれを広めようとは思わないが、各々が各々好きなようにその酒の場を楽しむための工夫はした方がいい。アサヒビールの広告「スマドリ」もそういうことだと思う。