5W1H+Then状況説明

Who(誰が)自分が
When(いつ)学校(小学校及び中学校)に通っていた子どもの頃から
Where(どこで)場所問わず
Why(なぜ)いじめられていたのが自分自身の身なりや振る舞い、口調などが原因であり、クラスメートと同じ一般常識や倫理観を当時持ち合わせていなかった自分の方が、全面的に悪いと思ったから
What(何を)自分自身を
How(どのように)”いじめられたのはお前のせいだ“と責めた
Then(どうした)現在も、職場や自宅などで自分のちょっとしたミスに対して《何やってんだよ》とか《しっかりしろよ》とか、ことあるごとに自分を責めている そのせいで自己肯定感が常時だだ下がりとなり、日常を満足に過ごせなくなっている

健常行動ブレイクポイント

  • 当時は“自分自身を責める必要性はない”と教えてくれる人間が身の回りにいなかったことで、それに気付かないまま自分自身を追い込み続けた結果、上記の誤った認識を正す情報を得たあとも、当時の自責行為がそっくりそのまま根底に残っている。
  • 筆者は幼少期から、他人に対してハッキリとした意思表示や意見の発信を行うのが苦手で、他人とまともなコミュニケーションを取った試しがなかった。 人との関わり方をサボったツケが巡り巡って、いじめ加害者に付け入る隙を見せて(もしくは目をつけられて)しまった。
  • いじめ発生当時は自分自身の価値観や倫理観が一般社会から大きくズレていることを知らず、また両親も自分と似た観点を持っていたのもあり、(後から調べるまでは)自分自身の行動が異常であるという認識が全くなかった。 また、当時はそれを教えてくれる人間が周りにはいなかった。

どうすればよかったか

  • いじめられる原因が自分にある、という考え自体がそもそも間違いであり、まだ人間として未成熟で成長過程にある子供の中には、人間性や一般教養、倫理観などが不足している子がいるのは至極当然であるため、そのことで他人が蔑んだり虐げる必要性はなく、自分自身に非があると自責しなくてもいい。
  • 一般社会では常識となる観点と自分の持つ観点を照らし合わせ、早い段階で相違部分を修正して社会に溶け込む必要があった。 また、対人コミュニケーションを重ねるとともに、相手への配慮や思いやりなどで必要となる共感力と会話力を養わなければならなかった。
  • 心理カウンセラーや精神科医への診断、認知療法などで改善する必要があった。

備考

  • 筆者の両親はネグレクト/家庭内暴力があったために、既に早い段階から“大人の暴力的支配”を受ける環境に身を置いていた。 その経験がコミュニケーションそのものに無意識的恐怖を感じてしまう要因となり、コミュニケーションをする意欲が削がれていただけでなく、一般社会に必要な知識を養えなかった。
  • 現在もだが、一般社会に強く根付く“いじめ行為”が単なるイザコザや喧嘩の発展型という認識のせいで、警察/学校や教育委員会の事実隠蔽、いじめ当事者への皺寄せが未だにある。 社会が持ついじめに対する歪んだ認識で被害を受けているのが筆者意外にも大勢いるのに、“自分には関係ない”と他人事でいる人々が多い。
  • 様々な要因で社会に溶け込めない、馴染めない人々が必ず出てくるが、それを“個人のせい”などと片付けるべきではない。