5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 筆者が |
When(いつ) | 新人の養育者だったとき |
Where(どこで) | たくさんの年少者がいる食事の場面で |
Why(なぜ) | 白いごはんに箸を垂直に立てる行為は、仏壇にそなえるご飯のようで縁起とお行儀が悪いと思ったため |
What(何を) | 年少者全体に対して |
How(どのように) | お行 儀違反であることを、「お箸をごはんに立てると死んだ人が食べに来るからよくないよ」と、年少者にもわかりやすい表現で伝えた |
Then(どうなった) | その後、箸を食べものに突き刺すと「死んだひとがくるよ」と相互注意する様子が広まり、怖がる年少者も続出し、保護者からは「死んだ人は来ない」「妙なことを教えるのはやめていただきたい」とクレームが殺到した |
前提条件
- 筆者は、食べものに箸を立てることは縁起が悪いと祖母に厳しく注意されて育ってきた ・丸く盛った白米に箸を垂直に立てて仏壇に供えるという習慣は、現代においては一般にそれほど認知されていない。
健常行動ブレイクポイント
- 「死んだ人」という表現が、特に年少者にとっては過度に恐怖をあおるものだった。
- 食事マナーについて、個人の経験と教わってきた事柄だけを元にして指導した。
- 「仏様にお供えする」を「死んだ人が食べに来る」と表現したことを、年少者にもわかりやすい良い表現ができたと信じて疑わなかった
どうすればよかったか
- 「死」という言葉は一般的に恐怖をあおる忌避すべき言葉なので、安易に使うべきではなかった。
- 注意する前に、「この行為はマナー違反として指導すべきか」「どのような表現をしたらいいか」他の養育者にも相談すると良かった。