5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | 筆者が |
When(いつ) | 中学生の頃(約10年前) |
Where(どこで) | 学習塾で |
Why(なぜ) | 休み時間中に周囲が「俺はこんな異常なもので自慰をしているぞ」という会話で盛り上がっていたために |
What(何を) | 同じ中学校の知人数名、及び他校の生徒数名に対して |
How(どのように) | 異常性癖(一般的に異常とされる性嗜好)をカミングアウトした |
Then(どうなった) | その性癖に基づいたあだ名を付けられ、中学卒業まで弄られ続けた |
前提条件
- 筆者は男性である。
- 該当の性癖は、主に男性同士のライトリョナ(格ゲーや格闘技など)である。
- そのコミュニティでは日ごろから下ネタが飛び交っており、件の会話についてもその一環であった。 ※この記事は、18歳未満のアダルトコン テンツ視聴を推奨するものではない。
健常行動ブレイクポイント
- 自身の性癖の異常さを理解していなかった(格闘技の観戦客などは全て興奮を我慢しながら観ていると思っていた)
- その会話の中ではあくまでも異性愛の性的なコンテンツ(R-18ではない映画の少しエッチなシーンなど)に主眼を置いており、根本的に性的ではないとされているものに興奮を覚える筆者が口を出すべきではなかった
どうすればよかったか
- 自身が分からない分野のディープな会話がされている時には、無理にねじ込まず相槌を打つのみに留める
- 自身の異常性を自覚し、カミングアウトの際には十分注意を払う
備考
- 筆者は先天的にライトリョナの嗜好があり、逆に一般的な性的コンテンツへの耐性が当時無かった。自身の自慰の際にはYouTubeなどで格ゲー、格闘技を検索するだけで無数の動画が出てきていたため、周囲がしている「なんとかして性的コンテンツを入手しようとする話」や「性的とされていないもので自慰をする話」には全く共感できていなかった。
- 実際は男性同士のものばかり視聴していたが、周囲が持つホモフォビアの空気感は理解していたため「男女関係なく」「特にエロじゃなくても」などの情報は補足していた(が、全く聞き入れられていなかった)。
- 塾の先生(今考えるとおそらく学生のアルバイト)がその話を聞いており、「え、それリョナニーじゃん!」とツッコミを入れてきた。
- (筆者を含め)当時の塾の生徒はリョナというワードをそこで初めて耳にしたため、「リョナニスト」というあだ名で以後呼ばれ続けた。筆者も開き直り半分受け入れていたが、「リョナニストじゃなくてリョナラーが正しい呼び方だから」という苦言にはついぞ耳を貸してもらえなかった。
- 自身の異常性を理解して以降、(女性の裸体など)一般的な性的コンテンツで興奮できないことに対して激しい負い目を感じており、異常性癖が"治る"ことを心から願っていた。時が流れ大学生になってから本格的にインターネットを始め、世の中のリョナラーの多さ、また幅広い性癖を知りようやく自身を受け入れることができた。
- 現在の筆者はライトリョナラーに加え腐男子である。