5W1H+Then状況説明
Who(誰が) | Wikipediaユーザー「AmaryllisGardener」が |
When(いつ) | 2013年?から2020年9月まで |
Where(どこで) | スコットランド語版のWikipediaで |
Why(なぜ) | 良い事だと思っていたため |
What(何を) | 英語からのぎこちない逐語訳で書かれたスコットランド語の記事を |
How(どのように) | 23000件以上作成した。 |
Then(どうなった) | スコットランド語版Wikipediaの記事の3分の1以上が「汚染」された。 |
前提条件
- 同氏は強迫性障害だった。
健常行動ブレイクポイント
- 単語の綴りが英語っぽいというスコットランド語の特性から、文法も英語と同じだと考えたが、実際はそうではなかったため読めない記事になってしまった。
- 少数言語の情報を充実させるという目的意識が正しかったばかりに、間違った方法でもやり続けてしまった。
どうすればよかったか
- スコットランド語ネイティブからのツッコミが入った時点で行動を改めたほうがよかった。
- (強迫性障害の診断がある場合)自分が繰り返ししている行動が強迫行為であることを疑うべき。
備考
- 同氏がこの行動を始めたのが12歳だということもあって、WikipediaからBANされることはなかった。
- 同氏は行動を反省し、今も英語版およびスコットランド語版のWikipediaで精力的な編集を行い、また小規模ウィキ監視チーム(この件を受けて発足した、小規模ウィキを荒らし行為から保護するグループ)のメンバーとしても活動しているようである。
- これから分かるように、こだわりが強い特性は悪い方向に働くこともあれば良い方向に働くこともある。